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あそこはネルソンか?

別に、負けても良いのだが、ひとつひっかかったのは、あそこがネルソンだったのか?という点。

多分、昨日は石井も、岩崎も投げる予定はなかったのではないかと思っている。

だから伊原も呼んだし、岡留も呼んだ。

で、あの場面。

せっかく岡留を呼んだのだから、岡留、伊原で良かったのではないか。

あるいは逆かもしれないけれど。そんな気がしたわけです。

ま、結果論ということで。

島田 先発

豊田の降格はちょっと残念だった。

まあ、走塁の状況判断は難しいが、大山が恐縮してしまっているので、まあ、なあ、と思う所もあるのだが・・・。

しかし、それで島田が先発した。8番レフト。ここだと思うのだ。

8番が出て、投手が送り、近本、中野で返す、というのは最強の8番バッターともてはやされた木浪のパターンだが、実はそれは島田の方が向くと感じていた。

かつ、藤川はやはり両翼に肩の強い選手を並べたい。

13日の最後、森下がバックホームで同点を阻止したプレーは、まさに藤川が望んでいるプレーだ。

近本の肩は残念ながら期待はできない。その分、ショートがなるべく寄って、バックホームに備える。しかし、島田も森下も肩は強いので、これは良い布陣だと思っている。

前川が代打になるのは、残念だがやはり肩の問題がある。それを超えるものを打撃で見せないと、やはり厳しいかもしれない。

しかし、それは島田も同じこと。その意味で13日に打ったヒットは良かったと思うが・・・。

坂本と梅野

今年は坂本が55試合の先発、梅野が22試合の先発で、まあ、レギュラーは坂本ということになっているし、オールスターも坂本が監督推薦で選ばれた。

しかし、以前は梅野がレギュラーであり、ゴールデングラブを取ったことも当然ある。

で、スタイルはやはり両者は違う、というか、梅野はどちらかといえばストロングタイプ。ぐいぐい速球で押すタイプの投手に合う。

これが坂本のヒントになったと思っている。

だから同じストロングタイプでは、戦力にならない。

頭の良い坂本はやはりそこから自分のスタイルを作り上げていったところはあるが、特にそれがはまったのが、大竹とのコンビだと思うのだ。

大竹はソフトバンクから現役ドラフトで阪神にやってきた。コントロールの良いピッチャーだが、それほど球が速くはない。だからソフトバンク時代はあまり評価が高くなかった。

それでも、現役ドラフトに出してもらったので、それはそれで彼は幸運だったかもしれない。

その大竹を活かすリードを坂本が考えた。それが緩急とコントロールを活かすリードだ。遅球という言葉が使われるようになったのは、大竹が元かもしれない。それは村上にも伝播している。

緩急なら、坂本。で。今の阪神の投手陣でストロングタイプなのは、才木ぐらいなものか。伊原はその可能性があるかもしれないが、あとは大竹、村上、伊藤は少なくともコントロールと緩急がなければ押さえ込めないだろう。

で、他球団は何も手をこまねいているわけではない。ここから、坂本のリードを読み切ることができれば、それなりに対応が利いてくるかもしれない。

8月、阪神は「死のロード」があり、まあ、その頃には各球団の坂本対策は手が打たれてくるだろう。

そのとき、阪神には梅野がいる。今度は梅野が坂本の裏をかく番だろう。

キャッチングは間違いなく、梅野が上手い。あとはストロングタイプを活かすか。今のうちに大いに考えてもらいたいところだと思っている。