7回、8回、9回

岡田第一次政権の時は、JFKという7回、8回、9回のパターンができあがっていた。
7回がウィリアムス、8回が藤川(現在の監督)、9回が久保田(現在のファーム投手コーチ)。

割と岡田は、低位置を決めたがるところがあって、確かにはまると非常に強くなるところはあるが、ひとつ歯車が狂うと修正するのが大変になる。

例えば、中野を二塁、佐藤を三塁、大山を一塁に固定した2023年シーズンはうまくいってリーグ優勝。
しかし連覇を期待された2024年シーズンは佐藤も大山も夏前にファーム落ちするなど、精彩を欠いた時期があり、優勝を逸した。

藤川はその良さも悪さも、なるべく飲み込もうとしているところがあって、現在の1番~5番は変えないが、6番以降はまあ、いくつパターンがあるやら、という感じ。この広島戦はずっと熊谷がショートだった。

で、この広島戦で何となく見えてきたのが7回及川、8回石井、9回岩崎という流れ。そして、先発のピンチのときに、右投手なら湯浅、左投手なら桐敷、という感じになっているように思える。

9日の試合は、大竹のピンチを湯浅が救ったが、10日の試合は桐敷が伊原のピンチを守れなかった。が、まあ、こういう流れになっている感じで、結局逆転した後は、及川、石井、岩崎で逃げ切っている。これは9日も10日も同じだ。

しかし、連勝が続くと勝ちパターンの投手ばかりが投げることになるので、また疲労が増す。

そこをどう変化させていくかが、ブルペンの対応ということになるのだが、その辺の厚みを求めての、外人2投手の獲得だったかもしれない。ドリスねえ。